詳しくは説明していませんので、気軽に見てください。
んーちょっと違うような、と思うこともあるかもしれませんが私の見解も入っていますのでお願いします。
順不同です。
〇流し…端的に言えば、ダッシュ。しかし字面だけでは、ゆっくり走るような感じにも見える。トラックレースのスタート直前に流しを行うことは通例である。
〇走り込み…継続的に練習を積むこと。抽象的な表現であり、どこまでやれば『走り込んだ』と言えるかは個人差がある
〇脚づくり…【走り込み】と同義語と考えてよい。これまた抽象的な表現
〇抜く…休むこと。完全休養するか軽くJOG等をして体を動かすかは個人次第。この言葉にはスラングがあるので使用する際は注意(解説は割愛)。
〇完休…完全休養の略。海外には、試合前日に完全休養を入れる選手がいるらしい(筆者の大学時代の監督談)
〇LSD…Long Slow Distanceの頭文字をとったもので、ゆっくりのペースで長い距離を走るもの。ペースや走行時間、走行距離は人それぞれで良い。薬物の名称ではない。
〇距離走…長い距離を止まることなく走ること。明確な定義はないが、20km走以上を指す場合が多い。
〇スピード練習…速いペースで短い距離を走る練習。インターバル練習と同列で語られることが多い。例)400m10本、1000m5本等
〇リカバリー…スピード練習等での本数と本数の間の休憩。その場で休憩したり、200mをゆっくり走ったりするものがある。Rと表記することも。
〇レぺ…レペティションの略。全力かそれに近いペースで短い距離を繰り返し走る練習。リカバリー時間が長いのが特徴。例)3000m2本 リカバリー10分
〇タイムトライアル…頭文字をとってTT(ティーティー)とも呼ばれる。決められた距離をレース同様に全力で走ること。
〇ウルトラマラソン…一般的にフルマラソン以上の距離、種目、大会を差す。50km、100km等。
〇ネガティブスプリット…レース後半にペースを上げること。
〇ポジティブスプリット…レース前半からペースを上げて走り、後半ペースが落ち込むこと。
〇突っ込む…レースにて、最初からオーバーペースで走ること。意図してやる場合は覚悟が必要。積極策か無謀だったかは、レースで結果を残せたかによる。
〇タレる…練習やレースで集団から離れたり、結果が出せなかった時に使う表現。各地によって表現が違うこともある。
〇ビーディー…スポーツショップのB&Dの略称。筆者は高校時代大変お世話になりました。
〇シャワーラン…雨が降る中走ること。SNSで使用している人が多い。
〇箱根…お正月の箱根駅伝を指すことがほとんどだが、予選会にやっとのことで出場している大学は予選会を箱根と呼んでいるとのこと。
〇ペーサー…練習やレースで設定されたペースで走ってくれるランナーのこと。ペースは1kmで設定されていることが多い。ペースメーカー、ラビットと言われる場合もある。ペーサーも人間なので設定ペースから数秒の誤差が出ることはあります。
〇足が止まる…ペースが上がらない、もしくはペースが落ちること。走行中に足が重くなる時も使う。レースで使うことが多い表現。
〇故障…主に下半身を痛めて練習ができない状態。この場合は外傷ではなく、トレーニングで痛めた際の表現。
〇シンスプリント…主にスネの下部を痛めること。シンス、シンスプと略される。初心者病と呼んでいる人もいるようだが、走歴18年の筆者でも痛くなることがある。
〇サブエガ…フルマラソンで2時間50分を切ったランナーのことを指す。タレントの江頭2:50に起因する。一説によると2時間50分切りあたりから達成ランナーの数はかなり減るらしい。
〇ポイント練習…強度の高い練習のこと。ロングジョグはあまりポイント練習とは言わない。
〇記録会…タイムを出すことに重きを置いた競技会。日体大記録会が日本で一番大規模な記録会であり、全国から選手が集まるため、5000mだけで1日を費やすこともある。
〇練習番長…ポイント練習やタイムトライアルでは良い走りをするのに、レースでは結果を残せない選手のこと。こういうタイプは駅伝では起用しづらい。
〇タイム番長…ベストタイムは速いが、選手権や駅伝で結果を残せない選手。このケースのベストタイムは記録会で出した場合が多い。
〇チクずれ…走行中に乳首が擦れて痛むこと。擦れが酷いと出血することもあり、白いウェアだと目立つ。ワセリンを塗ったり、絆創膏を貼ったりして対策する。筆者は絆創膏。
〇治療…マッサージ、整体、カイロ、針、灸等の施術を受けること。
〇治療院…上記施術をしてくれる診療所。この言葉を使うときは自由診療(保険対象外)の診療所を指す場合が比較的多い。
〇フランクショーター…マラソン選手及びスポーツブランド。どちらが先に頭に思い浮かぶかで年代がある程度わかる。10代、20代の人はどちらもわからないと思う。
〇ゴナ…スポーツブランド。10代、20代の人はわからないと思う。
〇ヤッケ…ウィンドブレーカーのこと。筆者は大学入学までは聞いたことがなかった。
〇グロスタイム…号砲からのタイム。スタート地点をいつ通過したかは関係ない。
〇ネットタイム…スタート地点を通過してからのタイム。号砲は関係ない。
〇違和感…痛みとは言えないが走るには躊躇う状態のこと。使い勝手はよいが、この表現を嫌う指導者は多い。
〇厚底…ナイキ社のソールの厚いシューズを指す場合が多い。厚底シューズ全盛の時代だが、頑なに履かないランナーも一定数存在する。
〇ヴェイパー…ナイキ社のシューズ、ヴェイパーフライのこと。シリアスランナーの大多数が履いている。他社も様々なシューズを出しているが、シェアも実績も勝負になっていない。
〇プラスで拾われる…トラックレースで予選がある場合、着順ではなく、タイムで決勝進出を決めること。例)決勝進出 2組5着+2 この場合、2組の各上位5着の選手を抜いて、組関係なしにタイムが速い上位2選手が決勝進出となる。短距離、中距離も同様。
〇差し込み…端的に言うと脇腹痛。下痢などの腹痛とは異なる。未だ原因不明、完璧な事前対処法がない。競技力に関係なく発症する可能性があるが、全く無縁のランナーも多くいる。
〇ちぎられる…終盤のスパートで大差をつけられて負けること。恐らく『ぶっちぎられる』が由来と思われる。
〇シーズンベスト…1年間の4月~3月までに出した一番最速のタイム。
〇PB…Personal Bestの頭文字をとったもの。自己ベストタイムのカッコいい言い方。