3月21日に開催予定だった、練馬こぶしハーフマラソンのレビューです。
毎年激しいエントリー合戦が起きる人気の大会です。2019年に手負い(足負い?)の状態で出場したことがあります。
目次
エントリー
練馬区民ではなく一般参加で申し込む場合は、エントリー合戦に臨む必要があります。抽選ではなく先着順です。毎年11月上旬に一般参加のエントリーがあります。大会5か月前なのでしっかりと覚えておく必要があります。エントリー開始時間の20時にはランネットの申込み画面を出して、準備をしなければなりません。開始30分以内には枠がすべて埋まると思って準備しておいた方がよいです。
先着エントリーに漏れてしまった方は、抽選での郵便払い込みの申し込みがあります。枠は全部門併せて500名(区民優先枠が200名なので、実質300名)です。申し込みには費用(500円+払込手数料)がかかります。この費用は当落に関わらず返金はありません。当選した場合、参加費の払込用紙が送られてきます。落選は、落選通知のみ。
以上の方法でもダメなら、出走権付の宿泊プランもあります(先着・ホテル宿泊必須)。
アクセス
・東武東上線成増駅もしくは地下鉄成増駅から徒歩20~22分
・都営大江戸線光が丘駅から徒歩18分
バスも出ていますが、歩いて向かう方が多いようです。確かに近くはないですが、歩いていけない距離ではなく、そんなに長い時間歩いている感覚はありません。
主催者準備の駐車場はありません。都内なのでコインパーキングは探せばたくさん出てくるはずです。
大会会場
・都立光が丘公園
練馬区にあるとても広い公園です。1周3km程のクロカンコースがとれる程です。実業団選手や近辺の市民ランナーも数多く利用されています。かなり埼玉県に近い土地柄ではありますが、代々木公園に並ぶほど練習のバリエーションが作れる23区内の公園ではないでしょうか。ランナーや公園利用者も都内の公園の割には多くありません。
会場の雰囲気
芸能人の方が大会MCを担当されたり、YouTubeで生中継があります。イベント感の強い大会です。
主会場に広めの更衣室があり、中にはレジャーシートが敷かれ、長机が設置されていますが、2019年は妙に埃っぽく、荷物が汚れてしまいました。大きめのビニール袋や個人でもレジャーシートを用意した方が良いです。
トイレ
仮設トイレと公園内のトイレが使えます。大きい公園なので、公園内のトイレの数は多いですが、スタート近辺のトイレはどこも並びますので、余裕を持って済ませておく方が良いです。
大会のレベル 規模
定員数は5,000名と中規模の大会です。ハーフマラソンの部とマイルランの部(ペアラン・表彰ナシ)のみです。エントリー合戦があるのでもう少し増やしてほしいという声はあるかと思いますが、幹線道路等を交通規制する関係からこれ以上の人数は難しいでしょう。スタート時間が8時と早い時間帯も特徴の一つです。
ゲストランナーは、川内優輝選手や神野大地選手、吉田香織選手といったトップランナーが出場したことがあります。加えて、順天堂大学の選手(B~Cチームくらい?)が多く走ります。ゲストも学生もオープン参加ではありますが、本気で走りますので必然的に優勝タイムは速くなります。
コース
光が丘駅前、笹目通り、目白通り、としまえん、環八、練馬自衛隊駐屯地、川越街道、と練馬区の主要地を網羅したようなコースです。幹線道路、遊園地内といった普段はまず走ることができない場所を数多く走行することができます。応援も多いです。
幹線道路は1車線しか規制されていませんので、注意が必要です。また、終盤は直角のカーブが数多くありテクニックが必要になってきます。モチベーションが上がるコースではありますが、スピードが出にくいので記録を狙うという意味ではあまりお勧めできないかもしれません。私は足首に故障を抱えたまま出場しましたが、テクニカルなコースにかなり消耗しました。
表彰
・総合の部1~3位までが表彰式対象 ※各部門8位まで入賞
各部門1位~3位までメダルと賞状がもらえます。4位~8位は賞状のみです。他に何か賞品があるかは大会HPに記載はありませんでした。私も入賞できなかったのでわかりません。
また、参加賞として大会Tシャツ(事前送付)、ゴール後にフィニッシャーズタオルがもらえます。このフィニッシャーズタオル、洗い古した物を渡しているのではないかと思うほど生地がゴワゴワでした(2019年)。汗を拭くにはちょっと痛いと感じるほどです。肌が弱い人は厳しいのではないでしょうか。あえてこのような素材を使用しているのか、大会HPに特に記載はありせん。
最後に
東京23区の練馬区を存分に楽しめる大会です。コース自体は簡単なものではありませんが、普段車でしか通れない所、走るような場所ではない施設内を走ることができるので、非日常感を味わうことができます。どんな大会でもそうですが、近隣の方々のご協力に他なりませんね。私としては、いつか万全の体調で臨み、難コースを制して優勝したいと思っております。