6月21日に開催予定だった富里スイカロードレース(千葉県富里市)のレビューです。
2020年は新型コロナウイルスの影響により、エントリー抽選の当落発表前に中止となってしまいました。私は2018年大会に出場し、10kmの部で優勝しました。毎年エントリー抽選がある人気の大会です。来年度の出場レースの候補にしていただければ幸いです。
目次
エントリー
先着ではなく抽選エントリーです。毎年2月半ばからエントリーが始まります。期間が短いので注意してください。3月中に当落通知が送られます。尚、前年度の優勝者は、優先エントリー権をもらえます(参加費支払いは有り)。
先着順でふるさと納税での出走枠もあります。
アクセス
・京成成田駅から臨時バス ※有料
会場直行のバスがあります(駅⇔会場往復)。料金は大人410円、小人210円でPASMO、Suicaでの支払いが可能です。事前申し込みは必要ありません。私もこのバスを利用したのですが、ものすごく混みます。乗車するのに行列を並ばなくてはなりません。2018年は雨が降っていたので、傘を差しながら待っていたので大変でした。
会場まで片道20~30分程かかりますので、余裕を持って京成成田駅に着いていた方が良いです。
・主要駅からの往復直通バス ※有料、事前予約
東京駅、横浜駅等からの直通バスがあります。乗車駅によって、3,600円~5,700円と割高ですがゆったりと向かうことができます。
会場
・富里市立富里中学校
中学校の校庭が会場、ゴール地点となります。校舎には入れません。隣の富里社会体育館は荷物預け所になります。室内の待機場所がないので、雨が降るとキツイです。社会体育館と隣にある市役所の軒先などは、すぐに人でいっぱいになってしまいますので、雨対策はしっかり準備した方が良いです。
スタート地点は会場から少し移動した所にあるので注意が必要です。
会場の雰囲気
富里市の一大イベントということがひしひしと伝わってきますね。何と言っても特設テントではカットスイカがふるまわれ、出場ランナーでなくても食べることができます。恐らく何個でも食べることができると思います。その他フードの出店もあるので、スイカがあまり…という方も楽しめます。
トイレ
あまり覚えてないのですが、覚えていないということは苦労しなかったということだと思います。
大会の規模 レベル
2020年大会から5kmの部がなくなり、10kmと小中学生の3kmのみとなりました。
10kmの部は定員が9,400名と1つの部門でここまで定員が多いのは中々ないのではと思います。これでエントリー抽選があるので、人気の高さを物語っています。ハーフマラソンはありません。
レベルとしては、2018年は招待選手として日本大学と順天堂大学の選手がオープン参加で20名程出場していました。走力的にAやBチームの選手かと思われます。先頭の選手は30分一桁~10秒台でゴールしていました。オープン参加なので順位はつきません。
コース
10kmの部は折り返しナシのコースです。富里市内をぐるっと一周します。平坦な道路が多いのですが、2か所、ポイントとなる登り坂があります。特にラスト1km過ぎの急坂は消耗してきたランナーを最後に苦しめます。そのためか、坂の前に給スイカ所が設置されているのが大きな特徴です。カットスイカを給水代わりに食べることができるのです。シリアスランナーは食べずに通過しますが、大会の名物になっています。尚、ゴールしてからも特設テントでスイカを食べることができます。
表彰
各部門1~3位までを表彰 ※8位までは商品あり。
賞品のもらえる数がとても多いのが当大会の特徴です。私が10kmで優勝した2018年は、スイカ1玉、ハム・ベーコン詰め合わせ、アシックスのランニングウォッチ、ナイキのカジュアルリュック、ナイキのリストバンド、特大トロフィー、とみちゃん人形、覚えているだけでもこれだけ戴きました。加えて後日、額に入った走行中の写真が送られてきました。私の経験の中で、トップ3に入る賞品数の多さです。これらを全て抱えてバスと電車で帰るのは、さながら終業式終わりの小学生のようでした。
また、各部門20位までに入るとスイカ1玉がもらえます。これも太っ腹ですね。
最後に
スイカを『これでもか』と良い意味で全面に押し出した大会で、千葉県のあまり交通の便が良いとは言えない場所ではありますが、そういったことも忘れてしまうくらい充実しています。応援も多く、スタッフの方も優しい、レース参加に際し不自由のないところもポイントが高いです。
今年は残念ながら中止となってしまいましたが、来年はロードレースシーズンを締めくくる大会としてエントリーされてみてはいかがでしょうか。